学校給食の食材費支援
本日開催された決算特別委員会で、民主党練馬クラブを代表して学校給食の食材費支援について質問しました。
練馬区では、昨年9月の補正予算に「給食食材支援費」を計上し、パンの現物支給を行ううかたちで学校給食支援を行ってきました。
昨年来の食料費高騰の影響で、学校給食現場では食材費を抑制するための様々な努力(例えば牛肉を豚肉にしたり、りんご4分の1を8分の1にするなど)をしてきましたが、食料費はなかなか下がらず、質を著しく下げないためには、給食費の値上げか、食材費支援か、金銭的補助をするか、どれかを選択せざるを得ない状況でした。
練馬区では、その時の経済状況も踏まえて、給食費を上げずに食材費支援を行うことを決め、約5200万円の食材支援費を計上しましたが、平成20年度中に執行されたのは、7割強の3860万円に過ぎず、1400万円の不用額が出てしまいました。
私どもは、無理にでも予算を全額使えということを言うつもりはありませんが、区としては、「給食の質は下げない、給食費も上げない」ということで、敢えて食料費支援を決断したのですから、それなりの積算根拠があって5200万円という額を計上したはずです。このような事業の性格からすれば、できるだけ不用額を出してはいけなかったといえます。
区は、不用額が出た理由について、緊急的な措置であったため、現場への周知が難しかったこと、補助対象としたパンが複数種類あり、価格がそれぞれ違ったため積算が難しかったことを挙げましたが、結果として不用額が出たことについては「自責の念を禁じえない部分がある」としています。
昨年来、高騰していた小麦の価格は落ち着いたようですが、今度は野菜の価格が上がり、不安定な景気が続いていることから、21年度も引き続き食材費支援は行われていますが(上期5900万円、9月補正で6200万円)、昨年度の反省を踏まえて、補助対象を価格が一定の牛乳にしたことで、現在では執行率はほぼ100%達成しているとのことです。
今回の9月補正で6200万円が計上されたことで、今年度の食材費支援は1億2000万円余になり、この額は児童・生徒一人当たりに換算すると、年額約2000円(月額約170円)の支援ということになります。今の経済情勢を考えれば妥当な措置といえるかも知れませんが、一方で、給食費の受益者負担原則からすれば、来年度以降も支援を続けるのか、保護者に広く薄く負担増をお願いして、1億2000万円の経費を他の事業に使うのかについては、今後区民を巻き込んでの議論が必要だと思います。
土屋ひとし公式ウェブサイト http://www.tsuchiya.jimusho.jp
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